鸛が来た
少し前のことになりますが、無事出産を終え、待ち望んでいた小さな命を抱くことができました。
不妊治療に始まり、初期には卵巣嚢腫で手術、後期には妊娠高血圧症候群、出産後は加えて多量の失血と感染症と何かとトラブルが多かった中、並走して支え続けてくれた夫、見守ってくれていた友人、何よりフィンランドの医療に頭が上がりません。
特に産後、急変しteho-osasto(ICU?HCU?)で対応に当たってくれた方々。あ、これはもしかしたら死ぬのではなかろうか…と思った私の心を読んだかのように何度も何度も「ここに来たからにはもう大丈夫」と励ましてくれた医師、容態が落ち着いたときに「あなたは冷静に指示に従ってくれていた、母語でない環境は大変だったでしょう」とこれまた彼女の母語でない英語で声をかけてくれた看護師、我が子に会えず思わず泣いてしまった際に「赤ちゃんの写真を持ってきてあげて」と計らってくれた医師、その後産科病棟から赤ちゃんを連れてきて私の胸の上に載せてくれた助産師…挙げればきりがないくらい寄り添って頂きました。
また不妊治療中や妊娠中、直接だったりSNSだったりで暖かい言葉をかけてくれた方、言葉には出さずとも見守ってくれていた方、友人、家族に支えられる一方でした。無事に母になれました。本当にありがとうございます。
授かった命を目一杯大切に育もうという気持ちと共に、全ての女性のリプロダクティブライツが保障されることを願ってやみません。
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